わが闘争 ~それでもズル熊はズルい~
こんにちは、加藤名人万歳であります。私がズル理論を提唱して、はや10年になりますが、未だズル勢力は巨大であります。しかしながら真実は必ず勝利するのです。ともに手を携えズルと闘おうではありませんか!
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将棋界を腐朽させるズル熊
 わたくしは次のような質問を受けました。

 「私は普及指導員です。私の教室では初心者には八枚落ちから始めて棒銀戦法を教えています。ですが最近の多くの教室では平手戦に応用の効かない棒銀を「これはうまくいかない」と言って教えず、「玉を固めなさい」と言って最初から穴熊を教えているそうです。これは保護者受けを考えた営業上の理由からでもあるようです。やはり棒銀はダメかなのでしょうか?」

 まずわたくしは、今や保護者までもがズル熊に汚染されつつあることに対し、驚きを禁じ得ません。わたくしは三つの観点から、こうした保護者の考え方は誤りであることを指摘したいと存じます。

 第一に、棒銀がダメであると断言することの誤りであります。棒銀は我らが偉大なる指導者=加藤一二三棋聖や飯塚七段が用いるなど、依然、少数ながらプロ棋士やアマ強豪も用いる有力な戦法であることは疑いありません。将棋を覚える以前の時点で一つの進路を閉ざしてしまうことは、子どもへの過干渉であると言わざるを得ないのであります。どのような戦法を用いるかは、子どもたちが上達の過程で主体的に判断すべき性格のものであります。

 第二に、スムーズな上達の観点からであります。将棋は玉を詰まして勝ちとなるゲームであります。それを最初から、しかも初心者に対し、「守りを固めよ」と教えたところで、子どもたちは理解するでありましょうか?もちろん、自玉が詰まされれば負けでありますから、守りをしっかりとすることも教えなければなりません。要はバランスということであります。様々な攻撃や守備の技術を教えるには、様々な戦法を題材にした方がよいに決まっています。ズル熊は特異な戦法でありますから、ズル熊ばかり教えるなら、現れる局面に偏りが生じてしまう結果、幅広い技術を身につけることが困難となり、結果としてスムーズな上達に結びつかないことになります。

 最後に、より大きな視点から、ズル熊から教えることの弊害を考えたいと存じます。「勝つためにはズル熊が有利だ」ということで最初からズル熊を教えるのは、「金儲けをするためには株取引をした方が有利だから子どものうちから株取引を教えよ」というのと同じことであります。仮に、株取引を行うことが本人の幸福につながるものだとしても、株取引を教える前に、まずは読み、書き、計算といった基本を知らないことには理解することは困難であることは言うまでもないでしょう。また、人生の選択として、「株取引のようなズルなことはしたくない」「貧しくとも額に汗して働く道を選びたい」との考え方も当然あるわけであります。このように、いくらズル社会だからといっても、最初からズルを教えることは、様々な意味において弊害を生むものであると言わざるを得ないのであります。

 いずれにせよ、営業上の理由からズル熊を教えざるを得なくなるとは嫌な世の中になったものであります。ズル熊さえなければこんなこともなかったはずであります。

 さらにわたくしは次のような質問を受けました。
 「穴熊を教えられて素直な子は穴熊ばかりするようになり、やがては大人も負かすようになります。しかし穴熊に違和感を持って使うのをためらう子は穴熊ばかりする子の格好のえじきとなり、やがて将棋そのものが嫌になって教室を去っていきます。将棋界はこのようなことでよいのでしょうか?」

 ズル熊が今日の日本をダメにしていることを示す貴重な証言であります。ズル熊がズル勢力とその権力に無批判で迎合的な群衆を生み、今日の我が国の危機を招いたのであります。また、ズル熊をこのまま放置するならば、子どもたちの将棋離れに歯止めがかからず、将棋界は消滅することもまた明らかになりました。ズル熊対策を考えるのは、特にプロ棋士の重大な任務であります。

 我らが偉大なる指導者=加藤一二三棋聖万歳!!!
 我らが親愛なる指導者=青野照市王座万歳!!!!
 革命未だならず。同志奮起せよ!!!!!!!!!
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この記事に対するコメント
でもねえ・・・
おっしゃることはごもっともなのですが・・・。近隣の教室で穴熊を教えているのにウチだけ教えないと大会でいいように負けてしまうんですよね。その結果、保護者から「○○の教室では大会に勝てる戦法を教えてくれるのにお宅は教えてくれないんですか?」とクレームが来てしまい、他教室への転出ということにもなりかねない。私も棒銀から教えたいのですが、商売だからねえ・・・。
【2010/08/01 07:33】 URL | とある指導員 #- [ 編集]


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